【なをとの離島観光記/水納島編】沖縄本島本部町から日帰りで遊べる島『水納島』とは?マリンアクティビティで溢れる楽園を観光レビューする。

えー、ここにきて本音を言わせてもらうと、人間界に絶望した時は沖縄の離島に行くのが一番です。仕事?責任?SNSのイイネ数?知るか!水納島(みんなじま)に波打ち際で全部流してもらって来い。

沖縄って、観光客には「青い海!白い砂浜!」って天国みたいに見えるけど、実際には湿度と紫外線でジメジメしてるし、車社会すぎて道歩いてるだけで「観光客?」って目で見られるし、島時間とか言ってのんびりしてるせいで、待ち合わせには必ず遅刻する地獄です(褒めてる)。

でも、だからこそいい。

時間に追われず、空気に包まれ、何も考えなくていい。水納島の海を一度見たら「もう人生どうでも良くなってきたな」って本気で思う。むしろこの海のために生きてる気すらしてくるから怖い。

・沖縄本島の北部「本部町(もとぶちょう)」から船で約15分
・人口50人ちょい
・面積0.5㎢くらい(ハムスターの王国か?)
・島の形がクロワッサン(マジで)

ここにはテーマパークも映画館もない。だが、信じられないくらい綺麗な海と砂浜がある。海の青さがPhotoshopのパレット超えてきてて、もう「自然界って何使って描いてんの?」ってなるレベル。この島に立った瞬間、人間としての欲望が溶けていく。出世?金?承認欲求?全部この海に溶かしてしまえ。

というわけで「最近俺の人生何の意味があるんだろう」って考えてる奴。答えは水納島にある。いや、ないかもしれないけど、探してるうちにどうでもよくなるからオールOK。

次は本気でこの島の中身、紹介していくぞ。でもやる気はない。島のせいで脱力してるからな。


【水納島とは?】

沖縄本島の北部、本部町(もとぶちょう)の渡久地港から高速船で約15分。近すぎて逆に行かない説があるけど、そんな奴らは全員損してる。だって、15分で人間社会から海のバグ空間にワープできるんだぜ?

人口は50人くらい。もはや住んでるってより見守ってるって感じの方がしっくりくる。島の空気感がね、もう「住民票とか意味ある?」って問いかけてくるレベル。

特徴(ここから社会復帰できない)

  • 島の形がクロワッサンってだけで可愛い。多分世界で一番可愛い離島。
  • コンビニ?ない。信号?ない。正気?それもない。
  • 海が青すぎるせいで現実がバグる。泳ぐ前から感動で体力が削れる。
  • 周囲約4km歩ける。でも暑すぎて歩くと死ぬ。
  • 夏は観光客がちょいちょい来るけど、ビーチが広くて密にならない。神か?

こんなもんでどうだ。ああ、書いてる間にももう行きたくなってる。でも行ったら最後、もう働けなくなる。水納島に住んで人間辞めましたって未来が見える。危ない島だほんと。


【水納島の歴史】

①そもそも水納島っていつからあるの?

地質学的には、だいたい沖縄本島と同じ琉球石灰岩でできた島で、数百万年前からの珊瑚礁の隆起によって誕生した。つまりこの島、クロワッサンになる前から割とすごい。地球史的には立派な古参。にも関わらず、誰も水納先輩と呼ばないのが理不尽である。

②人が住むようになったのはいつ?

記録として最も古いのは、琉球王国時代。本部(もとぶ)の人々が、農業や漁業の場としてこの島を利用していた。当時の水納島は本島から近いけど遠い存在。なんなら畑としての島扱いだった。雑。

定住が始まったのは、明治時代になってから。最初は数家族だけだったが、戦前には100人を超える住民がいたらしい。今より多いやん。なんで減った。何があった。

③戦争中と戦後

沖縄戦の直接的な被害はなかったが、食糧事情や経済的な理由で一部の住民は本島に移住。交通が不便&仕事がないという日本の離島あるあるがここでも炸裂。美しいけど稼げないという呪いを背負ったこの島は、高度経済成長期には完全に『本部のリゾート畑』に戻ってた。

④観光地として目をつけられる

時代は進み、2000年代に「え?これ海の色やばくね?」って誰かが言い出す。そしてインターネットがそれを拡散。徐々に観光客が増え、今では日帰り離島ツアーの定番に。

だが観光業は一部の家族経営レベルに留まり、大型開発はされず、島の雰囲気は昭和のまま。結果的にそれが何もない癒し系離島という最高のブランドを確立してしまう。狙ってないのに成功しちゃった感すごい。

⑤現在の水納島は

  • 島民数は50人未満(人口密度は日本の離島トップクラス)
  • 学校は廃校、郵便局もない。でも心は豊か。
  • 水納小学校の校舎は、今では防災倉庫になっている。
  • 船便は本部町の渡久地港から。天気悪いと欠航。つまり運命は天候に丸投げ。

【まとめ】

水納島の歴史って、端的に言えば『何もないけどそれが全部ある』なんだよ。王国の頃は畑で、昭和には過疎って、令和になってから『癒しの離島』として勝手に輝き出した。だけど島自体は、多分一言もしゃべってない。

静かにそこに在って、海が綺麗で、ただそれだけで人間を救ってくる…もう俺もここに定住したい。働きたくない。


【水納島のマリンアクティビティ】

仕事って何でしたっけ?俺、今から浮き輪と一緒に空に飛ぶんで、会議のZoomはキャンセルでお願いします。水納島という島はな、正直「ここにずっといたら人生終わるな」ってレベルで楽しい。誘惑多すぎて、気づけば社会のレールからは脱線している。だが、それがいい。

①ボートシュノーケリング(5,000円前後)

「浜辺の海でも十分綺麗ですよ〜」とか言ってるやつは、世界舐めてる。ボートでちょっと沖に出るだけで、透明度バケモン。魚の数、種類、やる気、全部桁違い。水族館じゃ味わえない、生きてる感を味わえる。なお、波酔い体質の人は自己責任。船上でゲロ撒き散らしたら海の生態系に怒られる。

②パラセーリング(約60分・9,000円前後)

『空を飛ぶ』という最高に無意味で最高に贅沢な行為をここで実現できる。あのね、仕事してる場合じゃないんだよ。水納島上空を飛ぶと、海のグラデーションが五色に輝いて見える。だが財布の中は真っ青になる。それでも俺は言いたい「経費で落ちない幸せがある」と。

③バナナボート(約10分・2,500円前後)

これはアトラクションじゃない。ほぼ処刑。ジェッターのサディスティックなスロットルさばきにより、あなたの絶叫は海に吸収される。沈んだ瞬間、なぜか笑ってる自分に気づく。これが『水納島マジック』

【補足:島のアクティビティ店舗について】

水納島にはアクティビティ店が3軒あります。どの店もラインナップはほぼ同じ。料金もほぼ横並びなので「どれが安いか」で悩む必要はない。現金以外に、クレカ・PayPay・楽天Pay・メルペイなど、現代人が財布を持たない理由を最大限肯定してくれます。

「水納島には娯楽なんかない」とか言うやつ、今すぐこの島の砂を食って反省しろ。海だけあれば充分すぎるって、全身で教えてくれる場所だ。次の仕事、休んでもバチは当たらん。なぜなら神様も多分水納島でバナナボートに乗ってるから。


【水納島のルール】

守れなかったら帰ってくんな。お前の代わりに砂が泣いとるわ。この楽園には法律よりも重いルールが存在します。それは『水納島に迷惑をかけた奴は全方向から白い目で見られる』というものです。そんな白目マルチアングル地獄に堕ちたくなければ、以下のルール、魂に刻み込んでください。

①ゴミは必ず持ち帰る

「ゴミ箱どこですか?」とか聞くな!島にそんな贅沢品はない!水納島にはゴミ処理場がありません。つまり、ゴミは本島まで持って帰るしかない。本島ではそのゴミ、金をかけて処分してんだよ! ゴミ出すなとは言わん!出したら持ち帰れ!お前の飲み終わったペットボトルのために、島の人が金払って処理してるとか、どう考えてもバグだろ?「ゴミ箱がないって不便ですね〜」とか言うやつ、それを便利にしすぎたから地球が荒れてるんだろうが!何もない美しさを味わいに来たのに、最後の最後で中身ゴミ人間とかもったいないにも程があるわ!

②濡れたままで店や待合室に入るな

お前の海水まみれのケツで、イスが塩の結晶になるんだよ!体が濡れてるなら拭け!なんなら干してこい!島の施設はみんなのもの。しかも、使い込まれた施設が頑張って観光客を迎えてくれてるのに、濡れたままズカズカ入るとか、その神経の方が観光地より異世界!「ちょっとくらい大丈夫だろ」って奴、そのちょっとを一日数百人がやるから汚れが発生すんだよ!あなたの水気で、島のスタッフは泣いてる。もしくは内心こう思ってる「またバケモン来たな」って。

水納島は、観光地じゃない。自然だ。観光客が「客だぞ!」って顔でルール破るのは、ただの迷惑系YouTuber以下。ルールを守った者だけが、この島の青すぎる青を、罪悪感なく浴びることができるんです。


【水納島のアクセス情報】

①出発地(港の住所)

  • 〒905‑0213
  • 沖縄県国頭郡本部町字谷茶29
  • 渡久地港(本部港・渡久地地区)

②出港時間

季節/便数渡久地港→水納島水納島→渡久地港
冬期[1/1–3/31・11/1–12/31]09:00/13:00/16:0009:30/13:30/16:30
春秋期[4/1–6/30・9/21–10/31]09:00/10:00/13:00/16:0009:30/10:30/13:30/16:30
初夏早期[7/1–7/19・9/1–9/20]09:00/10:00/11:00/13:00/15:00/16:0009:30/10:30/11:30/13:30/15:30/16:30
真夏期[7/20–8/31]08:30/09:30/10:30/11:30/13:00/14:00/15:00/16:0009:00/10:00/11:00/12:00/13:30/14:30/15:30/16:30

③乗船料金

区分片道往復
大人¥910¥1,730
小人¥460¥880

④決済方法

  • 券売機・窓口にて当日現金購入
  • WEB事前予約/座席指定不可(先着順)

⑤港の駐車場

駐車場台数料金備考
渡久地港駐車場約55〜90台無料夏期は朝満車の可能性あり 

【実際に行ってみた】

①バチクソ工事してた(港建設中)

夢の楽園水納島に来た瞬間にドリル音とか聞こえてくる訳よ。何やってんのかと思ったら、港作ってんの。まさかのガチ工事。「まだ完成まで5年かかるらしいっすよ〜」って関係者の兄ちゃんが笑って言ってたけど、こっちは笑えねぇわ。現実感持ってくんな。

②売店と自販機の値段がディズニーランド

飲み物買おうと思って自販機に近づいたら、値段見て現実に帰された。見ろこの値段。もうネズミの王国並みやないか。観光地価格にも限度ってもんがあるだろ。財布がピキッて音立てたぞ。

③有料シャワー完備

ビーチで全身砂まみれになったあと、すぐ近くにシャワー室とトイレがあったのは正直助かった。歩いて3分もかからん距離。しかも有料シャワー。お湯は…多分出ない。だって天国だもん。ここ。

④飲食店はラフに存在してた

ガチなリゾートレストランじゃない。でも逆にそれがいい。沖縄そば、タコライス、ポーク卵…もう『沖縄ここにあり』ってメニュー構成。日陰で冷えたさんぴん茶飲みながら食ったら涙出てきた。現実社会での自分が一瞬フラッシュバックして、また涙出た。

⑤歩いて一周できる(でもなめんな)

水納島はマジで小さい。頑張れば徒歩でも一周できる。だけど、日差しが本気すぎて、途中で「あっ死ぬかも」って何度か思った。帽子は絶対。水分も絶対。命に関わる。ってかもはやこの島、水と塩でできてるからな。

【まとめ】

水納島は楽園だった。楽園すぎて、人間としての理性が削られる。港が完成したら住民票移したい選手権開催する。そん時は俺が先頭走ってるから。


【最後に】

「お前も仕事を投げ出して駄目人間にならないか?」

気づいたら何もせずに一日が終わってる。でも何もしてないのに充実感がすごい。そんな魔性の離島が水納島です。白い砂浜と透明すぎてバグってる海、マリンアクティビティに全力な観光客の声、浜辺のパラソルの影に転がってる俺の魂。全てが『生きてる感じ』を教えてくれる。

でも同時に、社会的信用は減っていく。

でも良いじゃん?たまにはさ?本島からわずか15分で行ける楽園なんだぜ?パラセーリングで空飛んで、バナナボートで全身筋肉痛になって、夜には「あぁもう戻りたくねぇ」ってなってくれたら俺としては勝ちだよ。だからこう言うよ。

「会社なんか辞めちまえ!水納島で遊んで現実逃避しようぜ!」

あとはもう、責任感と理性が浮き輪と一緒にどっか流されるのを見送ってくれ。

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