【なをとの離島観光記/久高島編】沖縄本島から日帰りで行ける神秘の聖地『久高島』とは?観光気分で行ったら神様がブチギレる理由を深掘りしてみた。

全国民が一度は憧れるリゾート天国の沖縄。美ら海、ゴーヤ、オリオンビール、あと地味に最低賃金。観光客にとっては天国、住んでる人にとっては現実。それが沖縄県だ。そして今回の主役は、そんな沖縄の中でもひときわ異彩を放つ、マジで神が住んでるとされる禁足の地『久高島』

何がヤバいって沖縄の離島ってだいたい「泳げ!遊べ!飲め!」みたいなパリピ仕様なのに、久高島だけ異次元。もう空気が違う。静寂と神聖と霊圧しかない。スマホいじってるだけで「神様のWi-Fi干渉すんじゃねぇ」って怒られそうな空気。

ここは神の島。観光地と勘違いして大声でふざけたり「うわ〜!映えスポットじゃーん!」とか言った日には、神様にヘッドロックされて三途の川まで連行される可能性がある。ちなみに、沖縄県民の偏見は『うちなータイム』と『ゴーヤ食えば健康』っていう謎の信仰。そんなノリで久高島に行ったら、マジで魂まで健康にされる(浄化)。

一言で言うなら久高島は、神様と静かに向き合うためだけに存在してる島だ。

観光気分で近づいたら、ぶっ飛ばされる。テンションで行ったら、魂が置いてかれる。でも、敬意と静かさを持って行けば何か大切なものを、ちょっとだけ取り戻せる気がする。


【久高島とは?】

久高島(くだかじま)は、沖縄本島の東南、南城市の安座真港から船で約15分の位置に浮かぶ、全長3km横幅1kmのちっこい離島である。地図で見ても点。もう島っていうより神のステージ。うっかりズームアウトしたら存在すら見失う。でも、その小ささに騙されるな。ここ、神様のホームグラウンドだから。

人口は約200人ちょっと。しかも神様の目の届く範囲に全員配置されてる(気がする)。だから島歩いてて変なことしてたら、すぐバレる。「なんかこの観光客ノリ軽くね?」って空気で即察知される。そう、神のWi-Fiめっちゃ強い。

名産物?聞いといてナンだけど、観光地のテンションでお土産期待してんなよ。久高島に来る人は、御嶽(うたき)とか聖地巡礼がメイン。ニンジンとかマンゴーみたいな「食って帰ろう♪」的なノリじゃない。むしろ「祈って帰ろう」だ。でも一応言っとくと『海ぶどう』とか『アーサ(あおさ)』は有名。あと、琉球王国時代から神事で使われてた『イザイホー』っていう儀式が有名だったけど、今はもう行われていない。なぜなら神様的にOKじゃなかったから(多分)。

久高島は『ノリ』とか『テンション』とか、そういうチャラい概念を一切許してない。ここに許されてるのは『祈』と『静寂』と『敬意』だけ。だから言っとく「観光で来ました〜!」って態度見せたら、背後に神様スタンバイしてるからな。あくまで「神様のお庭に一瞬お邪魔させていただきます」というテンションで来い。


【久高島の歴史】

沖縄の聖地?違ぇよ。神様の第一拠点だよ。軽く踏み込むと人生ごと詰むぞ。

①琉球王国時代に「ここは神様の住む島です」ってガチで言われてた島

沖縄の歴史を語る時、だいたいの人は首里城とか尚巴志とかから話し始めるけど、久高島は違う。こっちはもっと前からガチ。首里の王様が「神様とちゃんと連絡取らないとやべぇ」って思ってた時代、その神様の窓口として崇められていたのが、ここ久高島です。はい、皆さん拍手〜。神のコールセンターはここ。

②神が降り立った島って何回言われてるか分からない

久高島は琉球の創世神話に登場します。沖縄の神話における『始まりの場所』とされてるのがこの島。つまり、琉球の物語はここから始まった。ビッグバンみたいな場所。それが久高島。特に有名なのが、天から降りてきた神様『アマミキヨ』が久高島に降臨したという話。そこから沖縄全土に国造りをしていったらしい。いやスケールどうなってんの。Googleマップで見ると徒歩30分の島なのに、ここから世界を作りましたってどういうロケーション?

③首里王府もガチで神頼み

琉球王国の時代、首里の王様たちはこの島を『国の根本』と考えてました。なので、王国で最も大切な神『イザイホー』がここで行われてた。選ばれし島の女性が『ノロ(神女)』になるために神様にお披露目される厳粛すぎる儀式。女たちだけの神事として閉ざされていて、外部の人間がうっかり見ると大変なことになる。カメラなんて構えようものなら、神様から直通のフルスイング飛んでくるからな?

このイザイホー、12年に一度しか行われず、参加条件もえげつない。未婚であること、島で生まれ育っていること、などなど、選ばれし女子しか神の前に立てない。まさにリアル『セーラームーン』の変身選抜試験

ただし、この神事は2000年を最後に中断。島の過疎化、若者の流出などによって継続が困難になってしまった。神の島って肩書きは今もあるけど、中身は時代と共に少しずつ変わってきてるって事。

④神様は今もフル稼働中

でも忘れちゃいけない。神様はリタイアしてない。久高島の御嶽(うたき)には今も地元の方が祈りを捧げ続けている。観光客が「パワースポットだ~♪」とか言ってウキウキで立ち入ろうとすると「そこは地元民でも入れないんだよバカ野郎」っていう空気が流れる。

「ただの歴史ある島」じゃなく『今も呼吸している神様の島』っていうのが久高島のヤバさ。ここでは『観光=神の領域への侵入』みたいな覚悟が必要。神話、王国、儀式、崇拝。この島、全部のカテゴリが神様ベースで成り立ってます。歴史に軽く触れただけで、もうすでに背後から「お前、口軽いな」って神様に言われてそう。


【神様の逆鱗スイッチ一覧】

「えっ?久高島ってインスタ映えの神スポットでしょ〜?」違ぇよバカタレ。ここはインスタの神じゃなくてマジな神がいる島だ。ちょっとテンションが高いだけの軽犯罪者みたいなノリで来たら、マジで無事に帰れんぞ。

①御嶽(うたき)には入るな

久高島には神様が降臨するとされる聖域『御嶽(うたき)』がいくつかあります。特に有名なのが『フボー御嶽』で、ここは地元民すら立ち入りを控える超絶ガチスポットです。「鳥居がないし、道っぽいから歩いていいと思った♪」って頭フワッとして入った瞬間、霊界とBluetooth接続されます。あなたのカルマ、すぐアップロードされます。神のWi-Fiエリアとかじゃないからな?マジで来世に響くぞ。

②貝殻、砂、石を持ち帰るな

「この貝殻かわいい〜♡思い出に持って帰ろ〜♪」はいアウト。それ『思い出』じゃなくて『呪物』です。久高島のものは、すべて神様の所有物という考え方があります。貝ひとつで呪われたら割に合わないどころか、割り切れないカルマが数代にわたって続く可能性あるからな?

③神事の写真、動画は厳禁

島では今でも神事や祈りの儀式が行われています。それを勝手に写真や動画に撮るのは「今から君の魂、サーバーにアップロードしますね」って言ってるようなもんです。あ、もちろんその後の使用用途は『地獄方面』です。SNSのエンゲージメントと魂の安寧どっちが大事かよく考えて?

④酒飲んで騒ぐな

「よし!聖なる島で乾杯だー!!!」帰れ。マジで帰れ。久高島は『静かに祈る場所』です。夜に騒ぐとか、もう神様の安眠妨害罪。重罪です。この島で一番通報が早いのは神様です。警察よりも対応早い。むしろもう神様に呪われてから、警察が駆けつけてくるレベル。

⑤ビーチでもマナー違反すんな

海だって『神の海』です。波打ち際でワ〜キャ〜ぐらいならまだいいですが、大声で騒ぐ、ゴミ捨てる、音楽流す、無断でキャンプするなどは神様の逆鱗ビンゴのフルコンボになります。神様が見てるとかじゃない。もう常時ライブ配信されてるつもりで行動して下さい。

⑦神事を『映えスポット』扱いするな

「この御嶽、インスタで見たやつだ~♡」とか言うな。その時点で、すでに神様の監視リストに登録されてるからな。写真は風景だけ。祈ってる人、祭壇、御嶽を撮るな。あと「パワー感じた~!」とか言うのはいいけど「ネタ感じた~」って笑いに変換するのはやめろ。バチが当たるどころか、神様のツッコミで魂ごと殴られる

久高島は『聖なる島』です。遊びに来たというより「ちょっとお邪魔させていただきます」って感じで、神様の家に上がらせてもらってるつもりで行きましょう。ルールを守れば、ちゃんと優しい。でも調子に乗ると、笑えないレベルで人生クラッシュする場所でもあります。


【久高島のスポット紹介】

①ハビャーン

まずは『ハビャーン』…って誰やねん!って名前だが、久高島の中では割とガチで神聖な浜。でも我々が目を奪われたのは、そこへ向かう『一直線すぎて逆に不安になる一本道』です。なんでか知らんけど、この道風景としてめちゃくちゃ綺麗。「あれ?ここ異世界へのチュートリアルMAP?」みたいな雰囲気で、一本道の奥に神が出現しそうな空気感(実際神います)。空が広くて、風が気持ちよくて「死んだあとの世界ってこんな感じなんかな」って思った人多い。ただし油断するな。神様のご機嫌によっては、チュートリアルじゃなくて即ゲームオーバーだから。

②ロマンスロード東屋(どこがロマンスか説明してくれ案件)

次に紹介するのが『ロマンスロード東屋』…いや名前がもう詐欺。どこにロマンス要素あるんや。ラブソングでも流れてくるんかと思って座ってみたけど、風の音しかしねぇよ。ただし、見える景色はガチ。海・空・風・静寂。以上、詩人の素材全部そろってます。多分恋人たちが寄り添って景色見たら、そこにロマンスが生まれるってことなんだろうけど、一人で行ったらメンタル砕けるから注意。東屋のベンチが広すぎて、孤独が倍増する。いやロマンスって何だよと自問自答しながら海を見てたら、後ろから風が吹いてきて「お前には一生来ねぇよ」って言われた気がした。やめてくれ。

以上、久高島の『その他スポット』を紹介しました。結論から言うと、景色は最高。でも名前が謎。テンション上げて書いたけど、行ってみたら心は落ち着くし、自然は優しい。まぁ優しいってのは神様が油断してるタイミングだけかもしれないけどね。気を抜いたら足元すくわれる、それが久高島。


【久高島のアクセス情報】

「興味はあるけど行き方がよくわからん」って?大丈夫、安心してください。今回は人類に優しいなをとが、迷子にならないようにナビしてさしあげます。

①出発地

久高島に渡るには、南城市にある『安座真港(あざまこう)』から船に乗ります。Googleマップにもちゃんと登録されてるんで、ナビに入れたら一発で着きます。道中、ヤギやらサトウキビ畑やら出てくるので「沖縄来たな」感がすごいです。

②出航時間

久高島行きの船は基本的に『フェリー』と『高速船』の二種類があります。

フェリーくだか…(所要時間:約25分)
ニューくだかⅢ[高速船]…(所要時間:約15分)

出航時間はだいたい以下の通り(※2025年現在の目安)

安座真発(→久高島)久高島発(→安座真)
09:00(高速船)09:30(フェリー)
11:00(フェリー)12:00(高速船)
14:00(高速船)15:00(フェリー)
16:00(フェリー)17:00(高速船)

③乗船料金

種類片道料金(大人)片道料金(小人)
フェリー約760円約380円
高速船約1,020円約510円

往復チケットより、片道ずつ買った方が自由度が高いです。例えば、行きは高速船でシャキッと渡って、帰りはフェリーでのんびり景色眺める…それだけで旅人ランクがひとつ上がる気がします。

④決済方法

昔ながらの港なので、クレジットカードは非対応の場合が多いです。対応状況が変わることもあるので、念のため現金を持って行きましょう。沖縄でカードに頼るのは、水しか持たずに砂漠に挑むようなもんです。

⑤駐車場事情

港には無料駐車場が完備されています。ただし、台数は限られてる(約40〜50台)ので、繁忙期は早めに行った方が安心。駐車場争奪戦に負けたら旅が始まる前に終わるってよくあるんでね、時間に余裕を持って動くのが大人の旅です。誰?俺にそんな優しいこと言わせたの。

久高島は観光地というより、訪問者の覚悟を問うてくる島です。でもアクセス方法は意外とシンプルで、迷わず行ければちゃんと辿り着けます…え、当たり前?それが一番大事なんですよ奥さん。

天候やメンテナンスで変わることもあるから、前日に公式サイトで確認してください。
久高海運公式サイト


【実際に行ってみたら】

『観光気分で行くと神様にぶっ飛ばされる』みたいな偉そうにタイトル付けといて、ぶっ飛ばされたのはこっちだったんだよ!ということで、今回は実際に行ってやられた話です。

①歩きはやめろ、脚が死ぬぞ

久高島の地図を見た時「細長いし、3〜4kmくらいでしょ?イケるっしょ」こう思った…バカだった。道は一本道だけど、舗装されてない+影がない+日差しえげつないの三重苦で、15分歩いただけで心が折れました。なんなら島の神様じゃなくて、己の脚に制裁食らって帰りたくなった。次は絶対にチャリ借りる。もう誓った。自転車=信仰とする宗派がこの島で成立するレベルで重要です。

②島を回るなら「時計回り」一択

これ、誰も教えてくれなかったけど超重要。久高島の西側の海がえげつないくらい綺麗なんです。逆に東側はちょっと荒れてて、若干の『地獄感』があります(神の島なのに)。なので、ルート的には『港→ロマンスロード→ハビャーン→集落』って時計回りで回るのが断然お勧め。右肩上がりの人生を歩みたいなら、まずは右回りの島旅から始めるのがいいんです(?)

③集落にしか売店も自販機もない件

これは本気で言う。水を持たずに久高島一周しようとしたら死ぬ。島の売店や自販機は集落エリアにしか存在しないという罠。つまり

「そろそろ水買うか〜♪」→どこにもない→太陽「やぁ!」→旅人「死んだ」

という地獄ルートが開かれる。島のルール守る以前にまずは命を守れ。コンビニがないってだけでこんなに人生ハードになるとは…都会に甘やかされて生きてきた自分が憎い。


【最後に】

というわけで皆さん、今回ご紹介したのは『沖縄の神様が住む神聖な島』こと、久高島…いや紹介したとか軽く言っちゃったけど、本来ここブログでおいそれと語っていい場所じゃねぇからな!(大声)。観光気分で来る奴には容赦しない。そう、神様の鉄拳(と書いて台風直撃と読む)がいつでもスタンバってるのがこの島です。

「なんか神秘的〜♡」とか言ってキャッキャしてると、風速30メートルの南国パンチで吹き飛ばされますのでお気をつけて。あとカメラを構える前に、まず帽子を構えとけ。風で飛ぶぞ、魂ごと。とはいえ、マナーを守れば本当に素晴らしい場所。エメラルドグリーンの海、無人の一本道、静寂を貫く聖域。ここに足を踏み入れるということは、観光じゃなく『覚悟』の問題だ。

ということで今回の記事は以上だ。それでも行くという勇者がいたら、心から応援する。ただしもう一度言う、観光気分で行ったら神様にブチギレられるぞ(フラグ)。

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