【なをとの移住生活記/教育編】全国学力最下位の沖縄県の教育問題を深掘りしてみたら『勉強』より『人生』の教育が優れていた。

最初に言っとくけど、テストの点数で人間の価値決めんの、やめない?おかげで俺、中学時代は空白を美しく埋める芸術家って呼ばれてたからな。※答案用紙の話な。点が書いてねぇの。

で、話は沖縄。日本一テストの点が低い県ってことでよくネタにされてっけど、あのな、住んでみてわかったよ。学力低いんじゃなくて、人生力がバカ高いんだわ。

例えば信号守らないけど人は守るし、授業中寝てるけど、老人にはめっちゃ優しい。みんな口癖「なんくるないさ〜」だけど、なんかもう人間として優勝してる。そんな沖縄がなぜ学力最下位なのか。っていうかそもそも学力ってなんだっけ?生きてくのに本当に必要?…って事を、本気で緩く深掘りしてみる。

ちなみに俺、数学のテスト2回連続で0点取って、先生に「君は何のために学校来てるの?」って聞かれたけど、俺だって聞きたいよその質問。何のために来てんの俺。

というわけで今回は『勉強ができる事』と『人として強い事』は別物だぞって話。どうせこの記事も点数化されないし、自由に書くさー(ちなみに冷やしパイン食いながら書いてるから)


【沖縄県の学力はなぜ全国最下位なのか?】

『学力最下位』ってもうちょっとオブラートに包めなかった?情緒優先型でも平和推進県でもいいじゃん。でもまぁ…事実は事実なんだよ。全国学力テストの順位、沖縄、ここ何年もず〜っと下の方。まるで俺の内申表。懐かしいな…家庭訪問で親が消えるやつ。

①全国学力テストでの順位推移

沖縄県の全国学力テスト(小6/中3)での立ち位置、ざっくり言うと『ずっと最下位争い常連』『時々一個上がって喜ぶけどまた落ちる』これが現実。ということで、県外と比較できる超ざっくり一覧表、作ってみた。

県別学力イメージざっくり表(2020年代)

順位帯都道府県コメント(銀魂調)
1〜5位秋田・福井・石川・東京・富山勉強しすぎて眉間にシワ寄ってる県。
6〜15位京都・神奈川・埼玉・千葉ザ・中堅、実力派芸人感。
16〜35位全国ほとんどここまぁ普通。日常。平凡。
36〜40位鹿児島・大阪・北海道・高知うっかり居眠りゾーン。
41〜47位沖縄・大阪(※年によって変動)鉛筆握って寝てる組。テストの日だけ気合い入らん。

この表、全体的に悪意ない?

②テスト勉強に対する価値観の違い

沖縄県民、そもそもテスト勉強に命かけてない。これが最大のカルチャーショックだった。

「テスト前?あ〜今日は海が綺麗だったさ〜」
「勉強より大事なことあるさ〜」
「テストって人生の全部じゃないさ〜」

↑これ言い訳とかじゃなくて『思想』だから。生きる哲学に「テストで点取れ」が存在してない。

しかも親もわりと優しい。

「成績は悪くてもちゃんと人に挨拶できるから良い」
「偏差値より思いやり持て」

…これもう教育じゃなくて仏教じゃね?

③塾文化の少なさと学校外学習の現状

内地だと、小4くらいから塾三昧。日曜も模試、夏休みは講習、冬休みは合宿。もう勉強という名の労働。

でも沖縄はというと

  • 塾自体が少ない(特に離島とか)
  • 塾に行っても「週一回でいいさ〜」みたいなノリ
  • 自宅学習時間も全国最下位レベル

「それで将来どうすんの!」って叫びたいところだけど…みんなわりと幸せそうなんだよなぁ。テストで点取ることが人生の目的じゃないって、わかってたけど、ここまで徹底してんの見ると、逆に「沖縄の方が教育の本質に近づいてんじゃね?」って思う時ある。

【まとめ】

学力は最下位。でも人間力は全国トップクラス。なんなら俺、テストで点取れてた人生より、沖縄でのんびり暮らしてる今のが圧倒的に幸福度高い。


【学力が低い=教育レベルが低いのか?】

昔は思ってたんだよ『勉強できない=バカ』だって。でもな、沖縄に住んでみてわかったわ。テストの点なんて、人生の通過点にもなってなかった。それどころか、人生において回り道すらしてなかった。

①テストと人間力のズレ

学校で教わる事=勉強、テスト、偏差値。わかる、俺もそれで育ってきた。でも沖縄で出会った子たちは、テストができなくても、人としての『芯』がしっかりしてんだよ。先生にタメ口だけど敬意はあるし、宿題忘れても他人の荷物は絶対持ってあげるし、成績は最下位でも、空気と表情の読解力は全国一位。

多分『教育』って言葉の中に『テストに出る事』と『人として必要な事』が、ごちゃ混ぜになってんだよな。

②教科外で育まれる『人との距離感』や『自然との共存』

沖縄って、人と人との距離感がおかしい(褒めてる)。

  • 初対面なのに3分後に親戚みたいなノリ
  • 通りすがりのオジーが全力で話しかけてくる
  • 気まずい空気が3秒で消える

この距離感バグは、多分都会じゃ生き残れねぇ。でも沖縄じゃ、それが社会の潤滑油になってる。

あと自然との共存力ね。

  • 台風が来たら慣れてる
  • 猫と共存してる
  • サトウキビが成長してるのを見て泣ける

こんな感性、教科書じゃ身につかねぇ。

③沖縄の勉強以外の教育価値とは?

  • 人の目じゃなく、自分の感覚で動くこと。
  • 競争じゃなく、共存で生きるってこと。
  • 時間に追われず、命を味わって暮らすってこと。

これ、テストじゃ測れねぇけど『教育』ってこういう事なんじゃねぇの?教科書に出ない大事なこと、みんな沖縄では日常として身についてる。俺なんかより、よっぽど賢いよ。

【まとめ】

『学力が低い=教育レベルが低い』なんて誰が決めた?それって、点数で人生を測ってるやつの幻想だろ。

沖縄は、テストで勝たなくても『人生』ではすでに勝ってる。成績は最下位かもしれねぇ。でも、心の偏差値は最強だったよ。

俺、あのまま都会で偏差値の中で生きてたら『生きる意味』なんて一生知らなかったかもな。勉強じゃなくて、生き方を教えてくれる場所それが、沖縄。


【沖縄県の教育は今後どうなる?】

本当に変える必要ある?学力最下位?…だから何?俺ら別にNASA目指してんじゃねぇし。てか『最下位』って言われてからずっと下なんだからもう逆にそこが定位置って事で良くね?

とはいえ、世の中うるさい。文科省とか、メディアとか、SNSの無職のおっさんとかが「沖縄の教育どうにかせい!」って騒ぐもんだから、なんか色々対策が始まってるっぽいよ。

①改善に向けた取り組み(ICT導入や全国平均との差)

最近、沖縄の学校でも『タブレット学習』とか『オンライン授業』とか『全国模試』とか導入され始めたらしい。つまり、教育界にもデジタル波が来てる。

でも沖縄ってさ、ネットより海の方が速いんだよ。いや冗談抜きで学校にWi-Fi届いてないとこ普通にあるからな。

あと、学力テストに出る標準語の意味が通じないパターンもあるし、そもそも平均点主義の教育が合ってない県民性なんだよ。

でもまぁ「差を埋めたい」って動きがあるのは、悪い事じゃない。ただし、個性ごと潰すなら話は別だぞ文科省。

②地元主体の教育改革(島ごとのユニークな取り組み)

で、俺が感動したのはここ。「とりあえず都会に合わせよう」じゃなくて「この島らしい教育って何だ?」ってとこから始まってんの。

例えば

  • 伊良部島の方言授業
  • 石垣島の自然観察ベースの理科
  • 与那国島の多文化共生プログラム

もう『教育』っていうより『生き方教室』だよね。その土地にしかできない教育って、最高じゃね?東京の子が100点取っても、それで台風を防げる訳じゃねぇんだよ。

③『学力』と『人間力』のバランスをどう取るか?

ここが永遠のテーマなんだよ。きっと『二兎を追う者は一兎も得ず』って言葉が生まれたのも、この話題。テスト対策やれば人間力下がるし、人間力育てようとすると点数下がる。

でもね、俺は「どっちも適当で良い」と思ってる。適当ってのは「いい加減」じゃなくて「良い加減」の方な。勉強も大事。でも『おばあが倒れた時に走れる人間』の方がもっと大事。

どうせ社会に出たら、Googleが全部答え教えてくれるし、ChatGPTもいるし『人間としてまとも』っていうスキルが一番求められるんだよな。

【まとめ】

俺はこの沖縄の緩い感じが好き。学力がどうとか、平均点がどうとか、そんなの関係なく『人間の温かさ』がちゃんとある。もし全国の教育が『沖縄化』したら、もっと子どもたちは笑うし、もっと先生たちもピリピリしなくて済むんじゃねぇかな。

という訳で結論…このままで良くね?でも「このままで良い」って言いながら、ちゃんと良くしてこうとしてるとこ、好きだよ俺。

ということで、沖縄の教育は最下位じゃなくて、最強の別枠。あとはそれをどう活かすかって話だな。


【現地で感じた『生き方』の教育とは?】

学力最下位とか言われてるけどさ、沖縄の子どもたち見てると「コイツら人生の攻略法もう知ってんな」って思うんだよね。偏差値は低いかもしんねぇ。でも『人間力の偏差値』がぶっ壊れて高い。

①子どもが挨拶できる、感情豊か、人懐っこい

最初に驚いたのはここ。沖縄の子ども、全員デフォで『接客業スキル』ついてるの?ってくらい愛想良い。

「こんにちは〜」
「いってらっしゃい〜」
「ねぇなんでそんな変な髪型なの?」←おい黙れ。

感情豊かで、リアクションがデカくて、何より『人との距離が近い』

都会だとまず警戒されるような距離感なのに、沖縄では『人に近づく事=好意』っていう文化がちゃんとある。こういう人としての基本が自然に身についてんの、強すぎない?

②競争はせず、マイペース

勉強競争?ないよそんなもん。自分のペースでやれば良いさ〜精神が、全身からにじみ出てる。運動会でも順位に固執しないし、先生も「遅くてもいいよ〜」って言うし、そもそも大人がマイペースなんだから、子どももそうなるよな。

俺も昔「早くしろ」って言われすぎて逆に止まった人間だからさ、沖縄のこの空気感、心に優しいのよ。焦らせない教育って、こんなにも子どもをのびのびさせるんだな…ってちょっと泣きそうになった。

③地元と家族の繋がりの深さ

「ただいま〜」って帰ってくる子が、通りすがりのオバァにまで挨拶してんのよ。

俺「お前ん家どこ?」
子「ここ全部」

…範囲広すぎだろ。

でもこれ冗談じゃなくて、地元全体が家族っていう感覚がある。

  • 家族はもちろん、近所も親戚扱い
  • みんなで子育て、みんなで見守る
  • 子どもが迷子にならないのは、大人が全員見てるから

このみんなで生きてる感覚が根本にある時点で、教育として超強い。

④自然を学び、生き残る術を知っている

沖縄の子ども、自然との付き合い方がプロ。

  • 台風来たら「やーぐまい(家こもる)」で生き残る
  • 海の満ち引きで遊び時間を調整
  • 蚊の出る季節・時間帯も知ってる
  • 釣った魚をさばける小学生も普通にいる

これ、都会で「キャベツって木になるの?」って言ってる子とは明らかにサバイバルスキルのレベルが違う。

生き残る知恵、環境との共存、五感の使い方、全部、自然が先生で、生活が教科書。テストの点じゃ測れないけど、いざという時に生き残れる人間って教育の最終形態だろ。

【まとめ】

正直、最初は「学力最下位」って聞いて舐めてたけど、気づいたら俺の方が学ばされてたわ。偏差値は低くても、人生値はMAX。俺たちが忘れてる大事なものを、沖縄の子どもたちはもう持ってた。テストには出ないけど、人として出会ってよかったと思える子が、ここにはいる。


【最後に】

成績最下位?上等じゃねぇか。テストで勝てなかったって、人生では勝てる方法いくらでもあるんだよ。沖縄の教育に正解なんてないし、そもそも全国一律で「これが正解です」なんて押しつけてる時点で、誰かの都合で作られたレースにすぎねぇよな。それに、最下位にいるからこそ、見える景色がある。聞こえる声がある。学べる優しさがある。

「みんなと同じじゃない」ってだけで、劣ってると決めつける社会の方が、俺はよっぽどバカだと思うわ。

沖縄の教育は、数字では語れない。生きる力ってやつを、毎日の暮らしの中で育ててる。それは誰かの答案用紙じゃ測れないし、試験監督のタイマーじゃ刻めない、沖縄だけのペースで進んでる。で、それを「遅い」って笑う奴に、俺はこう言ってやるよ。

「いやお前らが速すぎんだよ!たまには立ち止まって海でも見てこい!人生変わるぞ!」

というわけで、全国最下位。でも、人生においては最上位かもしれない。

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