俺の初海外一人旅はタイのバンコク行き。
沖縄に移住してから「海外近いじゃん?行けんじゃん?」と勢いでチケットをポチったのが運の尽き。那覇空港から異国へのフライトってだけで、なんか自分が偉人になった気がしたし、正直テンションはアホみたいに上がってた。
…が、冷静に考えるとブログを始める前の旅行だから写真がない。証拠ゼロ。文章オンリー。インスタ映えもクソもなく、記憶と妄想で補完しながら書くしかない。
でもな、写真なんて無くても言葉で殴れば旅のカオスは伝わるんだよ。沖縄から空を飛び、海を越え、バンコクで異国の洗礼にビンタされた俺の初海外一人旅。読んでるお前も飛行機の振動でケツ痺れるくらいの臨場感を味わってくれ。

沖縄からタイへの行き方
那覇空港からの直行便の有無
昔はピーチ航空で那覇-バンコクの直行便があったらしいが、今は無くなったって話だ。最近では『Thai Vietjet Air』が再び直行便を飛ばし始めてるらしい…らしいな。だから「直で行きたい!」って奴は時期を見極めろって事だ。
乗り継ぎルート
直行がない今は『台北(TPE)経由』か『香港(HKG)経由』ってのがメジャー路線らしいぞ。
- 台北経由は中国系、朝イチか夜便があって計6~8時間半ほど。
- 香港経由なら少し早く着く可能性あり、8時間25分くらい。場合によって利便性高い。
チケットの探し方
航空券の相場はこんな感じらしい
- 直行便が使える時は、片道100 ドルちょい、往復だと200 ドル弱ってとこだ。
- 格安狙いなら9月や10月がチャンス。この時期は往復で約129ドルとかで出てくる模様。
- あと『一ヶ月前に予約がベストタイミング』という声もある。
買い方としては、まず『直行あり』に絞って検索。それで見つからなければ、次は乗継OKで日程調整すればいい。あとはFlex日程機能とか価格アラート使うと、Google Flightsみたいなのが親切に教えてくれる…はず。
まとめ
沖縄(那覇空港)からバンコク行くの、直行なら勇者級だったのに、今は転戦必須の戦国時代。でも台北か香港止まりなら、ちょっとした都市間旅行気分。料金だって時期選べばコンビニ飯一回分で行けちゃう。だから「遠いから無理」はただの言い訳。ゲームならチェーンソー使うくらいの気合で、検索ボタンを押せ。
那覇国際空港での出発
初めての国際線ターミナル
人生初の国際線ターミナル。ワクワクして入った瞬間、目に飛び込んできたのは日本人より多い韓国人と中国人で「あれ?間違えてソウル行きの空港来ちゃった?」ってレベルで周囲が外国語祭り。たまに話しかけられるけど、俺の語学力なんて中学英語で時が止まってるから、とりあえず愛想笑いして乗り切る。心の中では「YES!YES!」って叫んでるのに口から出たのは「はい」だけ。多分相手も「コイツ絶対わかってねぇ」って思ってる。
チェックイン
カウンターに行くと係員から小さなシールを渡される。しかも「これを見える所に貼っといて」って言われたんだが、俺の脳内は即フリーズして「見える所ってどこだよ?額か?胸か?」と混乱したけど、結局素直に受け取って、適当に荷物にペタリ。
この時はまだ知らなかった…このシールが後の試練につながる事を。伏線を貼ってくる国際線、怖すぎる。
フライト
実際に乗った航空会社の感想
今回お世話になったのは『Thai Lion Air』さん。ライオンって名前だけ聞くと、機内で百獣の王が出てきて「ガオーッ」ってサービスしてくれそうだけど、現実は普通のLCC。
海外感ゼロ。むしろ全員が何言っとるかわからん飛行機だ。周囲の会話はタイ語だの英語だの飛び交ってて、俺だけ日本語で心の中実況。
機内の様子
LCCらしく機内食は有料だったので、俺は見なかった事にしてスルー。腹の虫が鳴いても「俺は断食修行中」って誤魔化す。でも一番キツかったのは空調。めちゃくちゃ冷房効きすぎてて、もう冷蔵庫かここは。途中で「上着あれば良かったな」って後悔しながら、膝にタオルをかけて防寒着代わりにする。なんなら「次は毛布もリュックに忍ばせとけよ」って未来の俺に手紙書きたくなった。
乗り継ぐとは聞いてない
まさかの
飛行機が着陸して「ついにタイ到着か!」って思った瞬間、アナウンスが「ウェルカム!トゥ!タイペイ!」…台湾やん!
旅行アプリには「直行便」って書いてあったのに、実際は台湾経由のサプライズ仕様。人生初の海外ひとり旅で、いきなりラスボス乗り継ぎ登場。
でもまぁ良い経験よ?人生って基本、予定表にない事で構成されてるから。
乗り継ぎ成功(強行突破)
ここで初めて意味を知る例のシール。胸に貼って、周りの乗客についていくと、CAさんが「Thailand?」って声をかけてきた。発音が良すぎて最初「タイランド」って単語にすら聞こえなくて一瞬フリーズ。でもCAさんがめちゃくちゃ優しかった。
台湾で荷物検査やら手続きやら、よくわからんまま流されつつ、気づいたら次の飛行機に乗れてた。奇跡。もうこれ神様が「コイツやたらポジティブだし通してやるか」って仕組んだんだと思う。
バンコクに到着
到着
今度こそ本物のバンコクに降り立った俺。空気がなんかモヤモヤしてて「あれ?空気おかしくね?」って思ったけど、どうやら霧とかスモッグとかそんな類。初めての異国感を五感フルボッコで味わう。
入国審査
ここが一番の地獄。日本の入国審査は「お疲れっした〜」くらいのノリなのに、タイは違った。言葉がわからないから、質問も何言ってんのか分からん。結果理解力ゼロのアジア人ってラベル貼られて、パスポートを投げ返される。異国で初めてのパスポートキャッチボール。これ、野球なら栄光の一球だけど、現実はただの屈辱。
③海外SIMカード
荷物受け取ってすぐにSIMカード探し。日本人らしく『Wi-Fiないと死ぬ症候群』発症して、必死で店を徘徊。見つけた『AIS』ってSIMを買ってなんとか生存ルート確保。ここでようやく「海外に来たんだな」って実感。遅ぇよ。

※唯一あった写真が使い終わった海外SIMカード(歓喜)。
④空港から市内までの移動
GRABタクシーを呼ぶ。が、来ない。アプリの通知を見れば「警察に捕まったから行けない」とか「車壊れた」など、理由がカオスすぎるキャンセル祭り。もうお前らタクシーじゃなくて「人生のネタ帳か?」ってくらい嘘みたいな理由ばっかり。
⑤運転手とやり取り
やっと捕まえた運転手とチャット開始。地獄。
- メッセージ開く→
- スクショ→
- 翻訳アプリに貼る→
- 和訳→
- 返信文を考える→
- タイ語に変換→
- コピペ→
- 送信→
これを無限ループ。繰り返してるうちに、俺の脳みそが「もうやめてくれ」って泣いてた。観光地に着く前に脳死。これもまた海外旅行の醍醐味。
今回の教訓
海外で活躍したアプリたち
①アゴダ(Agoda)
旅行アプリ界の救世主。ホテル予約が秒でできる。海外サイトって大体『怪しい日本語』で不安になるけど、アゴダはそこそこマトモ。初海外の俺でも「お前…信用できる奴だな?」って錯覚するレベル。しかも値段も分かりやすく表示されるから、財布が常時ダメージ受けてる俺に優しい。
②Google翻訳
海外旅行=翻訳アプリが命綱。これなかったら、俺は間違いなくタイ空港の片隅で白骨化してた。「Thank you」すら正しく発音できない俺が、翻訳アプリ片手に現地人と命懸けのチャットバトル。正直、Google翻訳がなかったら入国審査の時点で国外追放されてたわ。
③Googleマップ
「スマホに地図アプリ入れてない奴って江戸時代の人?」って思うくらい海外必須。タクシーが変な路地に連れ込もうとしても、Googleマップ見ながら「おいおいこのままじゃタイの闇市で内臓売られるコースだぞ?」って察知できる。方向音痴な俺でも、迷子になりながらちゃんとゴールに着くのはGoogleマップのおかげ。
④GRAB(グラブ)
東南アジア最強の配車アプリ。現地タクシーのボッタクリ回避率100%。これなかったら「空港からホテルまで一万円ね」って言われて即破産してたと思う。GRABは値段が最初から決まってるから安心…とか思ってたら「警察に捕まった」とか「車壊れた」ってキャンセル理由が飛んでくる。いやそれはもうアプリじゃ防げない問題だろ。
⑤Currency(通貨換算アプリ)
海外旅行者の必需品。屋台で「40バーツです」って言われても「40バーツって…牛丼いける?それともガリガリ君?」ってなる俺には神アプリ。ワンタップで日本円換算してくれるから、財布の中身が消し飛ぶ前に判断できる。
あったら便利だった物
上着(機内)
海外旅行で一番なめてかかってはいけないのは飛行機の冷房。外は常夏のタイなのに、機内はまるで真冬のシベリア。毛穴から魂が出そうなくらい寒いのに、俺は半袖短パンで震えていた。隣のタイ人は毛布にくるまってスヤスヤ寝てて、俺だけガクガクブルブル。次からは絶対パーカー持っていく。
逆にいらない物持って行きすぎた
「海外だし!何が起きるかわからん!」ってテンションでリュックに詰め込んだ謎グッズたち。結果、半分以上使わない。結局、荷物の半分は自分の不安を形にしたオブジェだった。飛行機で担がされるのは全部未来の自分。
役立った旅行グッズ
無印良品パスポートケース
空港で一番「持ってて良かった」と思えたのがコレ。日本円とバーツを仕分けできるし、搭乗券やSIMカードの切れ端も突っ込める。カバンの中で迷子になりがちな紙切れたちが全部一箇所にまとまる安心感。海外でテンパっても「とりあえずこのケース開けとけば何とかなる」って思える万能グッズ。まじで『無印』じゃなく『有印』に改名して欲しい。
変換プラグ
Amazonで買った安い変換プラグが大正義。コイツがいないとスマホもカメラも一日で文鎮になる。ホテルの壁にブスッと刺した瞬間「文明って素晴らしいな」って涙出そうになった。旅の相棒は友達でも恋人でもなく、この変換プラグだった。
準備した物
パスポートのコピー
これ持ってるだけで、俺って海外慣れてる感演出できるやつ。実際は慣れてないからコピーを財布に入れて、本物はホテルに置いておくっていう小市民ムーブをかます。盗まれた時の保険?って言われたけど、そもそも盗まれんなよって話だよな。
予約書のコピー(飛行機/ホテル)
アプリで全部見れるんだけど、電波が死んだら人生も終了するので紙に印刷して持参。空港で「え?スマホ充電切れ?じゃあ今日野宿」っていうバッドエンドを避けられる。未来の自分を守るのはコピー機、これマジ。
スキミング防止ケース
SNSでよく見る「これ持ってないとクレカ吸われて破産するぞ」って脅しに屈して購入。結果、一度も役立った気配はなかった。多分俺のカード情報を狙うハッカーより、深夜のコンビニで深刻な目してる俺の方がよっぽどやばい存在だった。
最後に
海外一人旅って奴は、ガイド本に書いてあるような「異国の魅力に触れて心が成長しました!」みたいな綺麗事じゃねぇ。実際は
- 空港でシール貼られて混乱
- 台湾で謎に乗り継がされて絶望
- バンコクでSIM探して彷徨う
- GRUBタクシーにドタキャンされて発狂
という、ただのRPG地獄モード。でも、そのカオスの中で助けてくれるのが翻訳アプリと地元の優しさ。そして「俺なんで海外来ちゃったんだ?」っていう自問自答を乗り越えた先に、気づいたら「また行きてぇな」ってなるのが人間の性。つまり海外一人旅のまとめはこうだ。
大体の問題はスマホとポジティブさで解決できる。でも最後に必要なのは「結局なんとかなるだろ」っていう雑すぎる覚悟だ。
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